PMS(月経前症候群)の原因
PMS(月経前症候群)の原因
PMS(月経前症候群)の原因について
PMSの原因には色々な説があるといわれており、
その中でも、今もっとも有力とされているのがホルモンバランスの変動です。
排卵期を過ぎると、『卵胞ホルモン(エストロゲン)』と
『黄体ホルモン(プロゲステロン)』の分泌は上昇し、生理前には一気に減少します。
この2つの女性ホルモンの急激な変動に視床下部が対応できなくなると、
PMSの症状が現れてくると言われています。
また不安感やイライラなどの精神的な症状は、
脳内物質の分泌がホルモンバランスの変動によって
生理前に急激に減ることも原因の1つのようです。
「生理前になると甘いものが無性に食べたくなる」というのも
よくあるPMSの症状の1つ。
これには、排卵後に分泌が高まる『黄体ホルモン(プロゲステロン)』が
関係しているともいわれています。
妊娠に備えようと栄養や水分を体にため込もうとする
黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きによって
水分や糖分の代謝が悪くなり、むくみやすくもなるのです。
※視床下部 自律神経と女性ホルモンの中枢。
視床下部が対応しきれなくなると自律神経にも影響が及び、
血行不良による肩こりや頭痛、下痢や便秘、更にイライラや不安など、
さまざまな症状を引き起こすといわれています。
※脳内物質 神経から神経へと情報を伝えている